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世間には、威圧的な上司の存在で苦しんでいる人も少なくないようです。威圧的な上司は常にイライラいしており、人格を否定するような言葉を部下に平気で投げてきます。

そんな威圧的な人と一緒に仕事をすれば、常に緊張を強いられストレスが蓄積されていくものです。
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そのように威圧的な上司から苦い経験をされた方数人から、今まで一番辛かったことを訊ねてみると、次のような答えが返ってきました

「取引先の人に、自分のことをボロカスに上司に言われたことが辛かったです」
「皆の前でこいつ、使えない奴なんですよ上司に紹介されたことが辛かったです」

他者の前で上司に恥をかかされた経験を述べる人が多いおられました。

やっかいなのは、威圧的な上司は外面が大抵はよいこと。

部下にはとことんキツく接するのに、それ以外の自分の同等以上の立場の人間に対しては、普段トコトン従属的に接しているのです。

ですから、取引先に連れられていったある部下は、威圧的な上司に「こいつ使えない最低の部下なんですよ」と紹介され、窮地に立たされたそうです。

そのように紹介されたら、「おいおいそれはひどすぎないか?」と相手は反論してくれそうなものですが、それを聞いた取引先の人からは蔑むような目で見られたというのです。

あの人がそう言ってるんだから、こいつは本当に出来の悪い部下なんだな、という感じに。

部下からすると、立場上、上司の発言に反論することもできないですし、上司と取引先の人との人間関係は既にできているだけに、ただただ頭を下げてうなだれているしかできなかったそうです。

そして、帰り際 その取引先の人から「おい、君、しっかりせえよ!○○さんに迷惑かけたら俺も許さんぞ!」と叱られたそうです。

初対面の人の前で恥をかかされた上に何も迷惑をかけていないのに叱咤までされてしまう。それほど情けないことはなかったようです。
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そもそも威圧的な上司は、どうして自分の部下のことを「出来が悪い」と他者に言いたがるのでしょうか?

普通考えたら、どんな部下であれ自社の一員であるわけですから、仮に本当に出来が悪くてもそれをわざわざ自ら言う必要などどこにもないわけです。

自分の部下を「ダメで使えない奴」と威圧的な上司が他者に紹介したがる理由、それは、部下の価値を落とすことで、自分の価値を高めようという心理が働いているからだと思います。

例えば、りんごが2つ並んでいたとします。

「こっちのりんごは腐ってますよ」と紹介されたらどうでしょうか?

もう片方のリンゴが普通のりんごだとしても、おいしく見えてきませんか?

それと同じで、威圧的な上司は、隣にいる部下の価値を貶めることで自分の価値を高く見せようとしているのです。

立場的に弱い者をダシにして自己顕示をするという何とも情けないな発想であるわけですが、一体、威圧的な上司はどうしてそのような発想をするようになったのでしょうか?

その原因は、自分自身がそのように高圧的に支配されてきた暗く辛い過去があるからだと思います。

例えば、厳しすぎる親に支配され、事あるごとに叱り飛ばされ褒められることがなかったケース。

毎日のように理不尽に罵倒され事あるごとに「うちの子供は出来が悪い」「ダメ息子のせいで親は苦労ばかりです」といったように第三者に紹介されていたのかもしれません。

そうなるとその子供は自分が無価値な人間であると思いこんでしまいます。そして、劣等感に満ちた日々を送ることになるのです。しかし、それを認めたくないという葛藤が心のなかで渦巻いているわけです。

だからといって、自分が価値ある人間であるということを認めてもらえるほどの実力の才能もない。そうなると、暗中模索のなかある手法にたどり着くわけです。

それは自分よりも弱い者を支配下に置き、弱い者の価値を貶めることで、自分の価値を高めようという発想です。自分自身が幼少の頃に親にされてきたと全く同じことをするということです。

支配下に置いた部下、とりわけ自分に自信がない部下は、どんなに人格を否定しようと反抗してきません。

ですから、そういった部下は劣等感を解消するための自己顕示の道具としては使う上で最適な存在であるというわけなのです。

威圧的な人が部下を人前で罵倒したり、人格を否定するような言葉を放つ背景には、そういった強い劣等感と自己顕示欲がうずまいています。

ですから、そういった被害を受けている部下は、その言葉をまともに受けないことです。ショックを受けて怖がれば、彼らの思うつぼですから。

むしろ、そういった心理を理解した上で「ああ、この人は自分より弱い立場の人間を貶めてでしか自分の価値を示せないかわいそうな人なんだ」と上からの憐みの目で見てあげるくらいの考えで良いと思います。

また、さまざまな人間を見てきた人ならば、そういった他者の貶めて自己顕示をする人間の心理を見抜いてくれるものです。

なぜなら、心が健康的で優秀な人材ならば、部下の悪口をそう簡単に口に出さないからです。

部下をひどい言葉で貶める上司は、何らかの劣等感を抱え上司としての器に欠けるということを、そういった人はお見通しというわけです。

ですので、短い目で見たら高圧的な上司は得をしているように映りがちですが、結局は知らないうちに大恥をかくのは自分自身というわけなのです
社会には人間関係のトラブルほか、さまざまな問題もありますが喜びと感動にも満ちています
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人生にはさまざまな出来事があります。時には努力を重ねたとしても思い通りの結果が伴わないといったこともあるでしょう。ただ長いスパンで見たとき、その結果だからこそかえって良かったということも少なくないものです。私たちは人生に与えられた試練を通して試行錯誤しながら魂を磨き成長していくことができればよいものです。やってくるさまざまな出来事のなかに、ひとつでも多くの感動を探しながら喜びを味わっていくこと、そして他者に優しさや希望の光を与え自他ともに幸せになっていくこと。それが生きる意味であると思います。
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